バリ島といえば“ココナッツナチュラルソープ”
Om swastyustu☆
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バリ島のお土産といえば、ナチュラル素材のココナッツ石鹸。
種類も香りも豊富で、体にやさしいだけでなく、パッケージも可愛いものが多いですよね。
私はこれまで、洗顔用として自分で使ったり、お土産として友人に渡したり、
そして東京のサロンでもゲスト用にご提供したりしてきました。
それくらい身近で、大好きな“バリの石鹸”。
だからこそ、石鹸作りの工程が知りたいな、「自分の手でも作ってみたい」と思っていたのです。

石鹸のはじまりは約5000年前!?“自然の化学”
石鹸の歴史はとても古く、はじまりは今から古代ローマ時代に遡り、約5000年前ともいわれています。
神に羊を捧げる風習があり、焼いた羊から出た脂と灰が混ざり合い、石鹸らしきものができたとのこと。
汚れを落とす不思議な土として、その誕生した場所『サポー(SAPO)丘』と呼ばれ、石鹸を意味する言葉ソープの語源となったとか。
昔の人々は、灰と油を混ぜて偶然に「汚れを落とす不思議なもの」を発見したそうです!!
灰という自然の素材と、植物や動物の油が混ざり合い、
そこに“化学反応”が起きて石鹸になる——。
「化学的なもの」と思われがちな石鹸が、
実はとても自然の理(ことわり)に沿ったものだと感じます。
スミニャックで石鹸作り体験「The Soap Class Bali」

そんな思いを胸に訪れたのは、
バリ島スミニャックの中心「Seminyak Square(スミニャックスクエア)」の2階にある
The Soap Class Bali。
カフェやショップが立ち並ぶ賑やかなエリアの中にありながら、
スタジオの中は、石鹸の香りとナチュラルな光に包まれた穏やかな空間。
私が参加したのは、約2時間のショートクラス
「NATURAL BAR SOAP CLASS(475,000Rp/約4,700円)」。
ココナッツオイルをベースに、植物由来のオイルやエッセンシャルオイルを使って
ゼロから石鹸を作る体験です!
価格表はブログの最後に載せております→こちら
選べるレシピと自然への想い

The Soap Class Baliでは、石鹸の細かい作成の説明から…いくつかのレシピの中から好きなものを選んで作ります。
ここではコールドプレス製法の作り方です。
保湿を重視したパームオイル入りの石鹸もあれば、
環境の観点からパームオイルフリーを選べるレシピも用意されています。
スタッフの方いわく、
「自然派の方が多くいらっしゃるので、選択できるようにしているんです」※とのこと。
それぞれの考え方やライフスタイルに寄り添った石鹸作りができるのも魅力でした。
そしてそういう背景を知ったのも初めてだったので、とても勉強になりました。
パームオイルは世界で最も生産・消費されている植物油です。
単位面積あたりの収穫量が他の植物油よりはるかに高く、価格も安価で安定供給が可能。その為、パーム油のプランテーション開発のために、多くの熱帯林が伐採されているという環境問題があるそうです。
そのような背景からパームオイルフリーを運動をしている方々もいるとのこと。

スタッフのLeduさん(男性)がテキストを使って石鹸作りについて説明をしてくれます。
とてもフレンドリーで終始笑いが絶えない!!
『作成する石鹸ですが、4パターンくらいのレシピがあるのですが、どれにしますか?』
先ほどのパームオイルについての話から、広がったのだが、
洗顔などに使える石鹸は大体パームオイルが入っているよのこと。
パームオイルは保湿効果が高いそうだ。なので、パームオイルフリー(パームオイルを使用しない)だと乾燥しやすくなるから、洗顔に不向きと言われました。
今までお気に入りに使っているボルケーノ石鹸、ま●こ石鹸なども、パームオイルが入っているバズだよと言われ、調べてみたら入ってました!
なるほど。
ということは私は、きっとパームオイルフリーの石鹸を認識して使ったことがないだろうから…

石鹸に香りをつけたい場合、そして色付けしたい場合、
こちらの棚から選んで使えます♪

私が選んだのは、モリンガパウダーとピンククレイを使って色付け!
ココナッツオイルをベースに、ひまわり油・キャノーラ油・ゴマ油などをブレンドし、
保湿をなるべくしやすくしたレシピに、香りもナチュラルに仕上がりました。

香りを色々ブレンド!!!
結構細かく測り、混ぜ方などの時間などは綿密でした。
今日はあくまでも体験だったので、スタッフさんの動きをよく観察。

石鹸に柄を入れるために、モリンガ色とピンククレイ色を作っていきます。

ミキサーを使って分離しないように混ぜます。水酸化ナトリウムを使っているので、慎重に!

色の入れ方もとても繊細な作業な為、混ざりすぎないようにしっかりマーブルの柄になるように指示してくださりました!

表面も綺麗にできるようにコツがあり、指示通りに!(笑)

熟成という“何かが反応している時間”
出来上がった石鹸は、型に入れたまま持ち帰ります。
「2〜3日経ったら型から外して、カットして乾かしてね」と教えてもらいました。
家に持ち帰って冷暗所に置いておくと、木の型がじんわりと温かくてびっくり。
「まだ石鹸の中で反応が続いているんだ!」と、まるで生き物のように感じました。
油と水酸化ナトリウムがゆっくりと反応して、石鹸になっていく。
そのプロセスを知ることで、ひとつの石鹸に込められた“自然の力”を感じます。
そして、その後
石鹸を乾かして始め、2〜4週間後経ってから使ってください!とのこと。
(参考記事)熟成期間の目的は主に3つあります
・石鹸の硬さを増す … 作りたての石鹸には水分が多く含まれています。時間をかけて乾燥させることによって、しっかりとした硬さになり、長持ちする石鹸になります。
・未反応のアルカリを除去する … 石鹸作りには苛性ソーダ(アルカリ)を使用します。時間の経過とともに、これが徐々に中和されていき、肌に優しい石鹸になります。
・泡立ちや使用感が向上する … 熟成させることで、泡立ちが良くなり、洗い心地がマイルドになります。手作り石鹸は時間をかけてゆっくりと変化していくものです。
この違いが、使用感や肌への優しさに大きく影響してくるのです。*****
ちなみに、これらの工程のことを専門用語では「鹸化(けんか)」と言います。
「鹸化(けんか)」とは、油脂とアルカリ(苛性ソーダ)が化学反応を起こすことにより、石鹸とグリセリンができることを指します。
簡単に言えば、「油が石鹸に変わる化学変化、化学反応」のことを指します。鹸化の流れ
・油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を加える。
・化学反応が起こり、油脂が分解されて石鹸とグリセリンが生成される。
・時間をかけて反応が進み、未反応のアルカリがなくなり、肌にやさしい石鹸が完成する。この反応が完全に終わるには時間が必要となります。
それにしても毎回、自然化学はすごい!
こちらの教室のオリジナルソープも販売しています!
このお店のオーナーさんが作っている石鹸のインスタグラムのアカウントがあり、現在は売っていないそうですが、可愛い石鹸がたくさん!
見てるだけで楽しくなる! @rebumibali
【番外】灰は“魔法の粉”!?
石鹸作りに欠かせない灰やアルカリ。
以前、草木染めをしたときも、灰で色付けしたりするのです!
え!石鹸作りにも灰が昔から重要だったんだ!と知った時。
と思いました。燃えた後の循環?物品としてで生まれた灰が、
色を生み出したり、石鹸を生み出したりするなんて。
自然の力って本当に不思議で、美しい。
自然と化学のあいだで
石鹸って、化学的なものと思われがちですが、
本当は もともととても自然のもの なんですね。
灰、水、油——すべて自然の恵み。
それが私たちの暮らしを支えてくれていると思うと、
小さな石鹸のひとつひとつがとても尊く感じます。
(まぁ、現在は界面活性剤など色々と科学的なものになってるものもあると思いますが)
さてさて私の作った石鹸たち!
淡いいい色に仕上がりました〜!
香りもいい香り♪ 洗顔に使わない方がいいと言われたけど使って見ました!
エ!?全然突っ張らないよ!?
私のお肌には問題なしでした♪なので全身に使ってます♪
サロンのお客様や、お友達、家族にもラッピングしてプレゼントしました⭐︎
やっぱり何かを作るっていいなぁ。
そして物事の成り立ちを知ることって、そこから色んな知識に広がるのもまた面白い。
今回は、環境問題、石鹸の歴史、そして自然科学などなど
今後とも色んなものを作って見識を広げていきたいと思います!
📍 The Soap Class Bali 情報
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所在地:Seminyak Square 2階(スミニャック中心部)
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Instagram: @thesoapclassbali
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料金:ショートクラス IDR 495K〜、フルクラス IDR 1.500K〜
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所要時間:2〜4時間(内容による)
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開催日:月曜〜土曜
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予約:WhatsApp +62 877 1142 0659
予約はインスタグラムのDMからの方がいいかも!
よりリアルなバリの事はインスタグラムでUPしています♪
個人インスタグラム ID:@yucco_bali
バリニーズサロンのインスタグラム ID: @airwira
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ご予約はこちらHPの問い合わせより
承ります。↓ 受付中。
最後まで読んで下さりありがとうございます!



