一緒のアパートに住んでいたバリニーズの家族の親戚の方のお葬式があるとのことで、
私も一緒に参列させていただけることになりました。
「いいの?私なんかが参列してもいいの?」
と聞いたけれど、
「シン ケンケン!(バリ語で問題ないさ)」とのこと。
バリ島に来ていろんな儀式に参加させてもらいましたが、
すごく寛容。彼らは生活の一部の宗教だけど、一緒に時を共にできるなら大歓迎という寛容さ寛大さと感じました。
もちろん。バリ島の正装クバヤを着ました。
サロン(腰巻き)とスレンダン(帯)は持っていましたが、クバヤはお借りしました!
サイズの問題で明るい色のクバヤでしたがいいの?と聞くと、
「外国人だから大丈夫。バリ人だったら白い目で見られるけど…!」
とのこと。
今回お邪魔させていただいたのは、バリ人ファミリーのウイさんの実家。
立派なお家。
お家の一角には、各お家のお寺があります。
セレモニーベッド。ここで結婚式、お葬式、赤ちゃんの誕生式?まで行われるそうです。
ウィさんの実家で、行列がくるまで待ちます。
みんな愉快で優しくしてくれて嬉しかったな。
バリ島のお葬式はの日取りは、ウク暦によって決められるようで、
日取りが悪いと、亡くなってからお葬式まで1ヵ月待つ事もあるようです…。その間は…ホルマリンでなんとか保つようです。。
お葬式の期間もお供えの準備などやその他の儀式?などで長くなることもあるようで、
奥さんのライさんがしょっちゅうウブドまでお手伝いに行ってました。
火葬式(upacara ugaben)ウパチャラ ガベン
写真はちょっと遠慮していたのですが、撮って!撮って!「Boleh、Boleh!」と言ってくださったので撮影しました。
まるでお祭りの様でした。楽器の演奏に、御神輿のようにぐるぐる回したりして、
死者を次の世界へ送り出す。めでたい事。
というように私は感じました。
地域のお寺まで、村の全員参加で行列をつくっていきます。
村ごとに、バンジャールという組織があり、「日本の町内会みたいな感じ?」でももっとその結びつきや結束力はすごいもの出そうです。
古い日本の様で似ているな…とバリ島の宗教に触れるたびに思います。
2人のお葬式が重なったようです。
火葬する前にお供え物とお祈りをします。
泣いている人がいなかったので、泣かないの?と聞いたら、泣かない。とのこと。
若くして亡くなったりなどの場合は泣くけれど…あとよっぽど自分の両親の場合かな…と言っていました。
私は既にこの時点で涙。
なんだか知らないけれど、涙がとまりません。
まったくしらない人なのに。
こうやって次の世界にいくのか…と思ったらまた涙が止らなくなってしまい…でもこうやって輪廻を繰り返しまた生を受けるんだな…
儀式の美しさと、村全体での一体感。なんだかすべてにちょっと感動にした嬉しさのような物が溢れてきました。
火葬が終わったら、海に流すそうです。
でもウブドは山。川に流すようです。
日本人は私一人。
泣いているのも私一人 苦笑
なんであの子泣いてるの?見たいな感じで心配されました…そうですよね
ライさん、「ユキコ泣くから心配もどるよ」
とのことで戻ってきました。
ウィさんの実家に戻ると、
他の親戚の人が、バケツの水を屋根にバッとかけました。
そして屋根から下にボタボタ足れてきている水に当たるように言われました。
みんな水に当たってましたが、聞いてみたら、
お葬式行ったから、お祓いのようなものと言っていました。
そのあと、毎日のお供え物のチャナンの作り方を教えてもらったりして時を過ごしました。
神の島のバリ島。
祈りや儀式、日々のお供え物。日本にもあった、ある事。
なので、とてもしっくりくるし、なんだか懐かしいような感覚に陥ります。
でもなんでこんなに心が震えるんだろうって。バリ島で滞在するたびに私の中で
色々と浄化されていきます。
今でも胸がいっぱい。
そして家族のように接してくれてこの上なく嬉しく、貴重な経験でした。
新しい世界への旅立ちにご一緒できた事を光栄に思っております。
ありがとうございました。
Matur susksma
Yukiko
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